成績が伸び悩んだ場合 転塾の有効性は? -入塾後の注意点-
転塾したい理由を明確にする
成績が伸び悩んだり、子供の不満などがあったりすると、転塾という方法も視野に入ってくると思います。しかしながら、学習塾を変えることが良いかどうかは、一概にはいえません。勉強をしていれば、多少の不満があるのは当然のこと。成績も一朝一夕で伸びるわけではありません。また、学習塾を変えるとなると金銭的な負担もかかることになります。そういったことを考慮すると、多くのケースで、転塾は最良の選択肢とはいえません。
まずは、勉強に対するモチベーションは高いか、具体的になにが不満なのかなど、子供とよく話し合って様子を見てみてください。その上で塾講師とコミュニケーションをとって、具体的に問題点の解決を図っていきます。そうしないかぎり、学習塾を変えても同じ結果になってしまい、根本的な解決には至りません。
ただし、その学習塾の環境自体が子供にとってストレスになっていることもあります。「こんなひどい先生がいる」「成績が悪くていじめられる」などという場合は、話が別。子供と学習塾との相性の問題ですので、特に低学年の子供の場合は転塾が有効な解決手段となるでしょう。
授業出席率 成績表 偏差値など子供の現状は数字で把握できる
多くの学習塾では、生徒のテストの結果や授業出席率などを記録した成績表を定期的に配布、または郵送しています。子供の現状を知るのに、これほど客観的な判断材料はありません。
きちんと授業に出ているのかどうかは、出席率をみれば一目瞭然。成績がちゃんと伸びているかどうかも、過去の成績と照らし合わせてみれば、おおよその見当はつくでしょう。それらを確認し、データをもとに、必ず子供とコミュニケーションを取ってください。
成績が伸びたときに一緒に喜んであげる、ほめてあげるのは良いことですが、成績が少しくらい下がっていても嘆いたり、頭ごなしに叱ったりしてはいけません。長い受験生活には好調・不調の波があります。感情的にならず、子供とよく話し合って原因と対策を考えましょう。成績が著しく下がるなどの大きな変化があれば、塾講師に相談することをおすすめします。
「数字」は、嘘をつきませんが、変化するもの。偏差値も、絶対的なものではなく相対的な目安です。数字に踊らされず、きちんと現状を把握しておくことが何よりも大切です。
成績が悪い=学習塾の欠点ではない可能性も。まずは塾講師に相談を!
母体数の多いテストや模試を受けると、どの分野の出来が良くてどの分野が苦手なのか、詳細な分析結果を知ることができます。そうしたデータを見ると、子供の欠点がはっきりと見えてきます。
ただし、注意しなければならないのは、子供の欠点が必ずしも学習塾の欠点ではないということです。どんな子供にも苦手分野はあり、その苦手分野も子供によって異なるもの。集団授業では、そうした一人ひとりの苦手分野に合わせた授業というのは、どうしても不可能なのが現状なのです。
子供の欠点を学習塾の責任として捉えるのではなく、まずは欠点があるというのを認めることが必要です。そして、その欠点をどうすれば克服できるのか、学習塾の講師や職員に相談しながら、問題の解決を図っていきましょう。